参院選で憲法改正を争点化?2007年01月04日 23時03分55秒

 「安倍政権は来年の選挙で正面から「憲法改定」を争点化し国民的議論となるようには絶対しません」と書いていたのですが、改憲、参院選の争点に 安倍首相、年頭会見で方針ということになってきました。
 しかし、彼が「国民的議論」を深めるようにはしないことは確かでしょう。「美しい国に相応しい手直し」だとか「憲法制定から60年経たので21世紀の現代に合った憲法に」ということを前面に出し、そして北朝鮮などの仮想敵をクローズアップさせながら9条の改定ももっともだという雰囲気作りで攻めてくるはずです。

 日本共産党は中央委員会総会で志位委員長が「憲法改正を阻止する」とのようなことを言ったようにニュースで見ましたが(現時点で共産党のサイトそれについてまったく記事がないようで未確認ですが)、「憲法改正」と言っている時点で「正しい改定」という意味ですから不正確というか負けています。

 ともかく、「憲法改悪を許すのか」を争点にして議論を掘り下げる必要があります。民主党が護憲派と改憲派に分かれていることも安倍ブレーンの計算に入っているのでしょう。そうであれば、民主党の改憲派も自分たちの憲法改正と安倍政権の国家主義的憲法改悪がいかに違うかを鮮明にさせる必要があるはずです(同じというならさっさと自民党に行ってください)。
 従来の「護憲派」に頑張ってもらうことが絶対必要ですが、「憲法改正派」も「危険で復古的な自民主導の改憲には反対」 となる必要があるのです。
 小沢民主党が対立軸を鮮明にするという道筋は正しいし、野党協力を実現するためにもそれは望ましいことです。ですが、民主党が共産党や社民党と同じになっても仕方ありません。
 民主党には都市の「改革支持派」、無党派層、ホワイトカラー層、都市ブルジョワ(市民層)、新中間層を、国家主義の側に追いやらない役割があるはずです。
 そこで民主党はすぐにまとまった改憲案を無理して出さなくても、党内議論をどんどん進めるとともに、「憲法改正には賛成だけれど、性急で復古的な改憲を今すぐするのは反対だ。国民とともに私たちはこういうプランで議論を行い、幅広い国民各層が賛成できる真の憲法改正案をつくります。それより、今大切なのは年金・社会保障・犯罪抑止・教育です」と反撃していけばよいのです。(民主党が「消費税UP」を凍結したのは、私は疑問ですが、年金や保育や犯罪抑止は具体策を鮮明に打ち出せるはずです)。