書く言葉がない、惨憺たる状況。2007年09月24日 21時59分48秒

後世の歴史家は、現代の世界をどのように描くのだろうか。

「聖戦」・「対テロ戦争」の名の下に行われる殺傷を止めることができず、「所得分配の公正化」という歴史的成果を「公正な競争」の名の下に圧殺する欺瞞に満ちているこの世界。

そういう異常な世界の中で、日本の政治状況がまともでないのは仕方ないのかもしれない。

しかし、今起きていることは、その世界のひどい水準にすら達していないのではないか。

今日、疲れて仕事から戻ってみた「公共放送」のニュースでは、一国の現首相の記者会見をまともに見せることもしなかった。

この国の政治の程度につき合うことなど、正常な精神をもってしては不可能だ。

この惨状に対して、私はもはや何も語る言葉が出てこない。
この政治社会の現実の一端を担っている、ちっぽけな公民としての自分自身があることは否定できないにしても、いや、だからこそ、何を言うことが出来るのだろうか。