総選挙に関する独断10のテーゼ ― 2008年09月23日 00時32分06秒
1.この総選挙で自公政権を終わらせ「政権交代」を実現することは至上命題である。小沢氏は<政治生命をかけ、負ければやめる>と言っているが、「政権交代」ができなければ私も日本国民をやめたい(くらいだ)。
2.民主党は「責任担当能力」のある「責任政党」であり、自民党のような<政権投げだし><総裁選挙祭り>しかできない無責任政党とは異なる点を内実をもって示す必要がある。まず、きちんとした国会審議を要求すること、補正予算の対案を策定し示すことが必要だ。そしてそれは、何より、総選挙マニュフェストの政策について具体的な財源と行程表を示すことなどができるかどうかにかかっている。この点は、小沢氏ら執行部は3段階で示していくというが、具体的で説得力があるものになるのか。
3.また、新自由主義的な小さな政府ではないが、旧福祉国家や大きな政府ではないという、経済社会における政府役割のグランドデザインが求められる。閉鎖的な官僚制と非効率な役所仕事を打破するとともに、天下りの廃絶・公務員の削減を行い、国民生活重視に資源配分をシフトさせる。さらに、その資源配分のしくみそのものを変えるというモデルをつくる必要がある。それができる政党が存在しないのが日本の現状なのは事実だ。少なくと、民主党がそれに接近するためには、社民党・国民新党などとの「平成改新連合政権構想」づくりを行い、財界・労組等の既成権益団体の代表ではなく、企業経営や労組あるいは官庁の中で、創意をもって現場で問題解決にあたっている各界の個人を政策作りに参画させるべきだ。「新自由主義」の息の根を止めるのは、非効率で官僚主義的な「大きな政府」(旧社民主義)ではなく、「第三の道」の具体化だろう。
4.同様に給油問題についても、民主党は「対テロ」・「国際貢献」の対案を練り上げる必要がある。アフガニスタンについて給油とは異なる民生支援と、国連決議に基づく自衛隊の参画案をもって、民主党の代表団かネクスト外務大臣をアメリカに送り、オバマ及びマケインと会談して「検討に値する」と言わせるべきである。
5.麻生太郎氏が人間的品位という点だけでなく、公人に求められる最低限の人権意識を欠如させている人物である点は、メディアではほとんど取り上げあげられていない。必ず出来する「失言」を単なる騒動に終わらせず、本質的問題をメディアにとりあげさせるべきである。アメリカとはことなり、ネガティブキャンペーンは受け入れられないから、小沢民主党がそれを言うのは禁じ手だ。創氏改名暴言など歴史問題と合わせて、左派政党が効果的にとりあげるべきだろう。特に日本共産党は部落差別の問題について利権主義に一貫して反対してきており、また京都で(麻生氏に許すべからざる発言をされた)自民党政治家とも対決してきただけに、その批判には説得力がある。
企業経営者が公の場で麻生氏のような発言をしたらどうなるだろうか?はっきり言って、あのような人物は問題外のはずだ。総理大臣として何ヶ月も政権につくとしたら、日本が現代国家の態をなしているかどうかが問われることになる。こういう人物を総裁にするほど理性的判断もできない自民党は、もはや統治能力を失っている。
6.「政権交代」の政権は、現野党の連合政権となるのが望ましい。なぜなら、民主党のこの間の問題が清算されるわけではない。昨年参院選後の無責任な大連立構想を反省し、総選挙後に同様のことがすぐに起きないようにするためにも、政策協定を結び連合政権となることが一定の担保になるだろう。いずれにせよ民主党与党の政権が政策を実行するときに、その可否をめぐって民主党内が割れることは予想がつくので、中長期的には次の政権が動揺することになるのはやむをえない。
7.だから「政権交代」の後にやがて「政界再編」がやって来るだろう。その政界再編で「自民党をぶっ壊す」の最終局面が完了されなければならない。つまり、長期政権の下で続いてきた、意思決定と権力と資源配分が、自民党を通して(官僚や自治体・権益団体と絡みながら)行われてきたしくみが終わる。それによって統合されていた自民党は、国家主義者や新自由主義者、理念なき権益追求集団、中道右派、リベラル保守などに分解してしかるべきである。それに民主党が巻き込まれ、一定の整理がされることが望ましい。それが議会制民主主義のまともな機能につながれば。
8.政権交代は左派野党再編にも影響を与えることが望ましい。米国型格差社会ではない、西欧的な資本主義の要素を取り入れるためには、日本に政策実行力のある社会民主主義政党が必要である。来るべき「政界再編」では、共産党・社民党も解体されていく第一歩となることが望まれる。政権獲得意思をもたず党内民主主義もないような化石化した政党は、遅かれ早かれ国政レベルでは消滅に近づくだろうが、それとともに(スターリン主義とは異なる)「社会主義」や「社会民主主義」もすべて化石化されてしまっては困る。その積極面を現実の中で生かし空論を克服する実体のある勢力が求められる。現実の問題解決と無関係な政党は「趣味者」や「宗教」集団として自足してもらえばよい。
9.「政権交代」は単なる通過点であり、政策実現の手段である。日本における新自由主義「構造改革」を終わらせるとともに、反動的改憲策動の息の根をとめることが必要である。そのためには、憲法についての議論は深められなければならない。たとえば自由民主主義・立憲主義・平和主義に基づく憲法改正と国家主義・反平和主義に基づく改憲とがまったく異なるという当たり前のことをメディアが無視するような幼稚で危険な状況は終わらせなければならない。
また、対東アジア政策、北朝鮮の国家犯罪=拉致問題と、それらは結びついているのだから、総選挙でも議論される必要がある。世界各地でテロや戦争生み出しているナショナリズムや排外主義を東アジアでも克服しなければならない。
10.アメリカ金融の動揺はまだどうなるかわからない。アメリカの大統領選挙も共和党勝利の可能性がずっと高まっている。日本で「政権交代」は絶対必要な道であり、歴史的必然であろうが、しかし、わからない。何らかの「サプライズ」や謀略とも思えほどの重大事件が起こり、その必然をねじ曲げるということを21世紀に入って私たちは、目撃してきた。
日本で「政権交代」が実現したとしても、今後の日本社会がどこに向かうかは、まったく予断を許さない状況であることは変わらない。そのような危機的な状況であるからこそ、やはりこの総選挙には重みがある。
2.民主党は「責任担当能力」のある「責任政党」であり、自民党のような<政権投げだし><総裁選挙祭り>しかできない無責任政党とは異なる点を内実をもって示す必要がある。まず、きちんとした国会審議を要求すること、補正予算の対案を策定し示すことが必要だ。そしてそれは、何より、総選挙マニュフェストの政策について具体的な財源と行程表を示すことなどができるかどうかにかかっている。この点は、小沢氏ら執行部は3段階で示していくというが、具体的で説得力があるものになるのか。
3.また、新自由主義的な小さな政府ではないが、旧福祉国家や大きな政府ではないという、経済社会における政府役割のグランドデザインが求められる。閉鎖的な官僚制と非効率な役所仕事を打破するとともに、天下りの廃絶・公務員の削減を行い、国民生活重視に資源配分をシフトさせる。さらに、その資源配分のしくみそのものを変えるというモデルをつくる必要がある。それができる政党が存在しないのが日本の現状なのは事実だ。少なくと、民主党がそれに接近するためには、社民党・国民新党などとの「平成改新連合政権構想」づくりを行い、財界・労組等の既成権益団体の代表ではなく、企業経営や労組あるいは官庁の中で、創意をもって現場で問題解決にあたっている各界の個人を政策作りに参画させるべきだ。「新自由主義」の息の根を止めるのは、非効率で官僚主義的な「大きな政府」(旧社民主義)ではなく、「第三の道」の具体化だろう。
4.同様に給油問題についても、民主党は「対テロ」・「国際貢献」の対案を練り上げる必要がある。アフガニスタンについて給油とは異なる民生支援と、国連決議に基づく自衛隊の参画案をもって、民主党の代表団かネクスト外務大臣をアメリカに送り、オバマ及びマケインと会談して「検討に値する」と言わせるべきである。
5.麻生太郎氏が人間的品位という点だけでなく、公人に求められる最低限の人権意識を欠如させている人物である点は、メディアではほとんど取り上げあげられていない。必ず出来する「失言」を単なる騒動に終わらせず、本質的問題をメディアにとりあげさせるべきである。アメリカとはことなり、ネガティブキャンペーンは受け入れられないから、小沢民主党がそれを言うのは禁じ手だ。創氏改名暴言など歴史問題と合わせて、左派政党が効果的にとりあげるべきだろう。特に日本共産党は部落差別の問題について利権主義に一貫して反対してきており、また京都で(麻生氏に許すべからざる発言をされた)自民党政治家とも対決してきただけに、その批判には説得力がある。
企業経営者が公の場で麻生氏のような発言をしたらどうなるだろうか?はっきり言って、あのような人物は問題外のはずだ。総理大臣として何ヶ月も政権につくとしたら、日本が現代国家の態をなしているかどうかが問われることになる。こういう人物を総裁にするほど理性的判断もできない自民党は、もはや統治能力を失っている。
6.「政権交代」の政権は、現野党の連合政権となるのが望ましい。なぜなら、民主党のこの間の問題が清算されるわけではない。昨年参院選後の無責任な大連立構想を反省し、総選挙後に同様のことがすぐに起きないようにするためにも、政策協定を結び連合政権となることが一定の担保になるだろう。いずれにせよ民主党与党の政権が政策を実行するときに、その可否をめぐって民主党内が割れることは予想がつくので、中長期的には次の政権が動揺することになるのはやむをえない。
7.だから「政権交代」の後にやがて「政界再編」がやって来るだろう。その政界再編で「自民党をぶっ壊す」の最終局面が完了されなければならない。つまり、長期政権の下で続いてきた、意思決定と権力と資源配分が、自民党を通して(官僚や自治体・権益団体と絡みながら)行われてきたしくみが終わる。それによって統合されていた自民党は、国家主義者や新自由主義者、理念なき権益追求集団、中道右派、リベラル保守などに分解してしかるべきである。それに民主党が巻き込まれ、一定の整理がされることが望ましい。それが議会制民主主義のまともな機能につながれば。
8.政権交代は左派野党再編にも影響を与えることが望ましい。米国型格差社会ではない、西欧的な資本主義の要素を取り入れるためには、日本に政策実行力のある社会民主主義政党が必要である。来るべき「政界再編」では、共産党・社民党も解体されていく第一歩となることが望まれる。政権獲得意思をもたず党内民主主義もないような化石化した政党は、遅かれ早かれ国政レベルでは消滅に近づくだろうが、それとともに(スターリン主義とは異なる)「社会主義」や「社会民主主義」もすべて化石化されてしまっては困る。その積極面を現実の中で生かし空論を克服する実体のある勢力が求められる。現実の問題解決と無関係な政党は「趣味者」や「宗教」集団として自足してもらえばよい。
9.「政権交代」は単なる通過点であり、政策実現の手段である。日本における新自由主義「構造改革」を終わらせるとともに、反動的改憲策動の息の根をとめることが必要である。そのためには、憲法についての議論は深められなければならない。たとえば自由民主主義・立憲主義・平和主義に基づく憲法改正と国家主義・反平和主義に基づく改憲とがまったく異なるという当たり前のことをメディアが無視するような幼稚で危険な状況は終わらせなければならない。
また、対東アジア政策、北朝鮮の国家犯罪=拉致問題と、それらは結びついているのだから、総選挙でも議論される必要がある。世界各地でテロや戦争生み出しているナショナリズムや排外主義を東アジアでも克服しなければならない。
10.アメリカ金融の動揺はまだどうなるかわからない。アメリカの大統領選挙も共和党勝利の可能性がずっと高まっている。日本で「政権交代」は絶対必要な道であり、歴史的必然であろうが、しかし、わからない。何らかの「サプライズ」や謀略とも思えほどの重大事件が起こり、その必然をねじ曲げるということを21世紀に入って私たちは、目撃してきた。
日本で「政権交代」が実現したとしても、今後の日本社会がどこに向かうかは、まったく予断を許さない状況であることは変わらない。そのような危機的な状況であるからこそ、やはりこの総選挙には重みがある。
庶民性 ― 2008年05月06日 00時09分06秒
2008年の連休週間。国会ではガソリン税の暫定税率復活法案が、日本国憲法の規定に即して可決された。
そして、憲法記念日を迎えたけれど、それは私にとっては、ただの「黄金週間」の一日でしかない。せいぜい新聞の社説を読んだだけ。
4月末日の長い行列に加わる時間もなく、5月になってガソリンを満タンにして、高速道路を走る羽目になった。
チベットの人々の生活に何の関心もないくせに、大騒ぎをしている日本メディアの欺瞞につき合う必要もないけれど、所詮、立憲制が担保れていない国家と、立憲制を空洞化させつつある国家の「外交」に期待などできるはずもない。
オタクと買い物客と外国人がごった返す秋葉原で買い物をしてきたが、東京の街は、モノと時間を消費する人々の、日常的な休日がゆっくりと進行していた。
そして、憲法記念日を迎えたけれど、それは私にとっては、ただの「黄金週間」の一日でしかない。せいぜい新聞の社説を読んだだけ。
4月末日の長い行列に加わる時間もなく、5月になってガソリンを満タンにして、高速道路を走る羽目になった。
チベットの人々の生活に何の関心もないくせに、大騒ぎをしている日本メディアの欺瞞につき合う必要もないけれど、所詮、立憲制が担保れていない国家と、立憲制を空洞化させつつある国家の「外交」に期待などできるはずもない。
オタクと買い物客と外国人がごった返す秋葉原で買い物をしてきたが、東京の街は、モノと時間を消費する人々の、日常的な休日がゆっくりと進行していた。
まともなことが少ない、8月15日 ― 2007年08月15日 23時35分45秒
今日は時間があれば靖国神社に行こうかと思ったが、この暑さで体力がもたなかったこともあり行かなかった。
ともかく暑い。暑い!群馬県館林市で40・2度…国内史上で7番目というが、どうも尋常ではない。
高市早苗「総理が我慢してるから…」と言いつつも靖国参拝というのも情けないけれど、相変わらず政教分離原則についてはほとんど言及されないメディアの状況は、もっと情けない。
(夫婦別姓を待つ身さんのこちらの記事は高市氏について参考になります)
中央通貨当局こぞって蛇口を開いたのにダウ続落、1万3000ドル割れ=約4カ月ぶり-米株式ということになり、円高進み、日銀も今月金利を動かせないかもしれない。
<イラク>テロで200人死亡 03年以来最悪の規模というのも、暗澹たるニュース。米軍増派の反動ということだろうか?
全国戦没者追悼式での衆院議長の「追悼の辞」が東京新聞夕刊に掲載されてたが、安倍首相の式辞より内容があった。そして、空虚で過激な「美しい国」が打倒の対象とする「レジーム」を肯定していた。
ともかく暑い。暑い!群馬県館林市で40・2度…国内史上で7番目というが、どうも尋常ではない。
高市早苗「総理が我慢してるから…」と言いつつも靖国参拝というのも情けないけれど、相変わらず政教分離原則についてはほとんど言及されないメディアの状況は、もっと情けない。
(夫婦別姓を待つ身さんのこちらの記事は高市氏について参考になります)
中央通貨当局こぞって蛇口を開いたのにダウ続落、1万3000ドル割れ=約4カ月ぶり-米株式ということになり、円高進み、日銀も今月金利を動かせないかもしれない。
<イラク>テロで200人死亡 03年以来最悪の規模というのも、暗澹たるニュース。米軍増派の反動ということだろうか?
全国戦没者追悼式での衆院議長の「追悼の辞」が東京新聞夕刊に掲載されてたが、安倍首相の式辞より内容があった。そして、空虚で過激な「美しい国」が打倒の対象とする「レジーム」を肯定していた。
・・・私たちは一人一人が自らの生き方を自由に決められるような社会をめざし、また、海外での武力行使を自ら禁じた、「日本国憲法」に象徴される新しいレジームを選択して今日まで歩んで参りました。「<終戦記念日>河野衆院議長、追悼式で首相批判?の発言」と言われても仕方ないが、健全保守政党(「自由民主党」もそうだったはずだが)出身の政治家だけのことはある(これくらいがまともなニュースか)。
メディアの「電波芸者」の醜悪さ ― 2007年07月30日 01時32分54秒
参議院選挙は、あまり投票率が上がらなかったようですが、予想以上に民主党が勝ったことはよかったです。
先ほどまで、各局の開票関連番組見ていました。安倍首相のあまりに稚拙な「続投宣言」に、「国民の審判をどう考えるのか」とまっとうな疑問のコメントをしているテレビ出演者もいたことには安心しました。
ところが御用メディアぶりをさっそく発揮する、テレビ局の編成や出演者たちには改めて呆れます。
特にひどいのが、元「左翼」の某氏。テレビ朝日の報道や討論番組を仕切って、権力者をもちあげるために、発言の圧殺・揚げ足取りに精を出している(ように見える)ご自身の姿を自覚しているのでしょうか。 (もちろん意識的にされているのでしょう)。
いつものことですが、特に、社民党や共産党の出席者に対する曲解・揶揄ぶりはひどすぎます。司会・MCやコメンテーターに求められる「フェア」(公正)という感覚をまったく持っていないとくことがよくわかりますが、こういう傲慢さを、「切り込める」人物だということで「仕事」(?)をさせるテレビ朝日というテレビ局は一体何なのでしょう。このテレビ局の正体を世界に宣伝しているようなものです。
昔彼を「電波芸者」と評した雑誌がありましたが、「討論」番組での強権ぶりは、ゲッペルスやマッカーシー(の精神)に類似しているのかもしれません。いや、そうした「ビッグ・ネーム」は過大評価かもしれません。フセインや金正日が国民の精神を支配するために使った小役人程度の存在でしょうか。
社民党や共産党の出演者がステレオタイプの発言をしがちなことは確かかもしれませんが、それなら静かにその内容に対して突っ込んでいけばよいのです。結局、自分の政治的な立場を露骨に出しているとしか言いようがありません。
それから「電波芸者」というのは、お客を楽しませるという仕事をきちんとおこなう芸者さんに失礼で、司会や討論のしきり役という仕事をまともにできない人物に対して言うのはまったく不適当です。
先ほどまで、各局の開票関連番組見ていました。安倍首相のあまりに稚拙な「続投宣言」に、「国民の審判をどう考えるのか」とまっとうな疑問のコメントをしているテレビ出演者もいたことには安心しました。
ところが御用メディアぶりをさっそく発揮する、テレビ局の編成や出演者たちには改めて呆れます。
特にひどいのが、元「左翼」の某氏。テレビ朝日の報道や討論番組を仕切って、権力者をもちあげるために、発言の圧殺・揚げ足取りに精を出している(ように見える)ご自身の姿を自覚しているのでしょうか。 (もちろん意識的にされているのでしょう)。
いつものことですが、特に、社民党や共産党の出席者に対する曲解・揶揄ぶりはひどすぎます。司会・MCやコメンテーターに求められる「フェア」(公正)という感覚をまったく持っていないとくことがよくわかりますが、こういう傲慢さを、「切り込める」人物だということで「仕事」(?)をさせるテレビ朝日というテレビ局は一体何なのでしょう。このテレビ局の正体を世界に宣伝しているようなものです。
昔彼を「電波芸者」と評した雑誌がありましたが、「討論」番組での強権ぶりは、ゲッペルスやマッカーシー(の精神)に類似しているのかもしれません。いや、そうした「ビッグ・ネーム」は過大評価かもしれません。フセインや金正日が国民の精神を支配するために使った小役人程度の存在でしょうか。
社民党や共産党の出演者がステレオタイプの発言をしがちなことは確かかもしれませんが、それなら静かにその内容に対して突っ込んでいけばよいのです。結局、自分の政治的な立場を露骨に出しているとしか言いようがありません。
それから「電波芸者」というのは、お客を楽しませるという仕事をきちんとおこなう芸者さんに失礼で、司会や討論のしきり役という仕事をまともにできない人物に対して言うのはまったく不適当です。
「美しい国」めざして ― 2007年07月27日 21時00分48秒
暑いせいか、少し皆いらいらしているように思えます。
山火事・洪水・猛暑のニュースや、相変わらずのテロリズムを生み出す憎悪の連鎖の報道を横目で見ながら、街を歩いていると、異常なSFの世界に嵌りこんだ錯覚を覚えます。
そうした心持ちでいるからか、
「先生たちが学力テストの点をあげるために、机をこつこと叩いたいた」だとか、
「受験学力優秀な生徒に何十校も合格させて、合格実績をあげようとしていた」とか、
「絆創膏の原因も明らかにできない政治家ちゃんが、事務所の会計がインチキっぽいとわかったらしい」とか、
「自殺した大臣の事務所費は芸者の花代だったというのは、本の冗談でした」とか、
そういうニュースをきくと、
「美しい国」とは、こういう国だったのかと思わず得心がいく次第です。
参院選の結果にかかわらず、「美しい国」「美しい世界」の実現に向けて安倍さんには頑張っていただき、人々が歴史の歩みを過たないようなわかりやすい教材を、端的に示していただきたいと切に願う今日この頃であります。
山火事・洪水・猛暑のニュースや、相変わらずのテロリズムを生み出す憎悪の連鎖の報道を横目で見ながら、街を歩いていると、異常なSFの世界に嵌りこんだ錯覚を覚えます。
そうした心持ちでいるからか、
「先生たちが学力テストの点をあげるために、机をこつこと叩いたいた」だとか、
「受験学力優秀な生徒に何十校も合格させて、合格実績をあげようとしていた」とか、
「絆創膏の原因も明らかにできない政治家ちゃんが、事務所の会計がインチキっぽいとわかったらしい」とか、
「自殺した大臣の事務所費は芸者の花代だったというのは、本の冗談でした」とか、
そういうニュースをきくと、
「美しい国」とは、こういう国だったのかと思わず得心がいく次第です。
参院選の結果にかかわらず、「美しい国」「美しい世界」の実現に向けて安倍さんには頑張っていただき、人々が歴史の歩みを過たないようなわかりやすい教材を、端的に示していただきたいと切に願う今日この頃であります。
「へんな改憲手続き法の歌」 ― 2007年05月13日 22時12分53秒
草加耕助さんのブログ「旗旗派」で「へんな改憲手続き法の歌」というのを知りました。(
「改憲手続法のムービーを作成しました」)
GOOD JOB!
とのことですので、とりあえず貼り付けさせていただきます。
すでに多くのブログでも紹介されていたようですが、zakiさんの車での都内街宣敢行中! にも感動しました。
「旗旗」へのTBやコメントがうまくいかないようなので、この場を借りて、草加耕助さんにお礼を申し上げます(仏大統領選の記事も勉強になりました)。
GOOD JOB!
そういえば、そのSMAPの作曲家でもあるZAKIさんが、この法案の問題点を歌にした、「”へんな改憲手続法”の歌」を無料で配信しておられました。そこでこれに漫画家の一花花さんの風刺画などをつけたムービーを制作して、YouTubeにアップしてみました。この問題について取り上げる予定のある方は、法案の問題点をわかりやすく理解してもらうために、ご自身のサイトやブログなどに貼り付けて使っていただければ幸いです。
とのことですので、とりあえず貼り付けさせていただきます。
すでに多くのブログでも紹介されていたようですが、zakiさんの車での都内街宣敢行中! にも感動しました。
「旗旗」へのTBやコメントがうまくいかないようなので、この場を借りて、草加耕助さんにお礼を申し上げます(仏大統領選の記事も勉強になりました)。
私は本当に憲法改悪を止めたいと思っているのだろうか? ― 2007年05月12日 23時46分20秒
国民投票法案が、民主党の底抜け間抜けふがいなさに助けられて、週明けにも成立しようとしています。
私は、そもそも国民投票法にも、憲法改正にも賛成です。
しかし、安倍政権と反動勢力=戦後自由民主主義体制への反逆勢力が進めている、欠陥国民投票法案も、憲法改悪も、賛成できません。個人の自由と責任の上に築かれるデモクラシーが浸食されて、<国家のために>という美名の下に、利権と暴力がまかり通る無法国家にされたら、たまりません。
でも、疲れ切って家に帰るだけの日々で、何もできていません。憲法改悪を本当に私は止めたいと思っているのか?自問せざるをえません。
私は、このブログで書いてきたように、(主観的には改憲阻止を唱えているけれど)憲法改悪を阻止する有効な行動をとらずプログラムをもたない、政党指導者などの<「左翼」だとか「革新」だとかを仕切る人々>をまったく信用していません。そういう人々が憲法改悪を阻止してくれるなんていう話しはあり得ないと思っています。
でも、そういう自分が何もしないというのでは、「左翼」や「革新」を批判する資格もないでしょう。・・・いや、<資格>はなくても別に良いのですが、改悪されたら困るのは私です。
困ったものです。
毎日、地道にビラを配ったり、国会に駆けつけている人には敬意を表します。でも、そういう人は少ないですね。やはりみんな忙しいし、そこまで盛りあがらない。
FAXやメールを送ったりはできるのですが(民主党に送るのは間に合わなかった)、本当は「左翼」や「革新」とは関係ない、もっと新しいネットワークがあって、簡単にできるアクションをみんなでつくっていけると良いのですが・・・。
それに、資金を集めて、たとえば広告やCMだって、つくれればと思います。
そういう準備をしている人やグループもあるとは思うのですが・・・・。
それから、私の若い頃とまったく同じような、のぼり・旗をたてて、変なリズムと調子のシュプレヒコールをするのも、悪くないし、それがアピールする層も数%はいると思うのですが、そういうスタイルに<引いてしまう>人はその数十倍いるのではないでしょうか。
企業の広告・CMはプロが仕事で作っているので、それのレベルに達することは不可能でしょうが、アピールしてメッセージが伝わるように、計算するということをなぜ「左翼」や「革新」の人々はしないのでしょうか。
まあ、私も人のことは言えないのですが(笑)。
たとえば、こういうビデオと、そのネットワークみたいなものを作れば良いのかもしれません(憲法改悪反対をテーマにして)。
victorintheworldさんの次のようなレスポンスも素晴らしいです。 第三次世界大戦は必要がない!!!-Re: We Don't Need World War 3!!!
私は、そもそも国民投票法にも、憲法改正にも賛成です。
しかし、安倍政権と反動勢力=戦後自由民主主義体制への反逆勢力が進めている、欠陥国民投票法案も、憲法改悪も、賛成できません。個人の自由と責任の上に築かれるデモクラシーが浸食されて、<国家のために>という美名の下に、利権と暴力がまかり通る無法国家にされたら、たまりません。
でも、疲れ切って家に帰るだけの日々で、何もできていません。憲法改悪を本当に私は止めたいと思っているのか?自問せざるをえません。
私は、このブログで書いてきたように、(主観的には改憲阻止を唱えているけれど)憲法改悪を阻止する有効な行動をとらずプログラムをもたない、政党指導者などの<「左翼」だとか「革新」だとかを仕切る人々>をまったく信用していません。そういう人々が憲法改悪を阻止してくれるなんていう話しはあり得ないと思っています。
でも、そういう自分が何もしないというのでは、「左翼」や「革新」を批判する資格もないでしょう。・・・いや、<資格>はなくても別に良いのですが、改悪されたら困るのは私です。
困ったものです。
毎日、地道にビラを配ったり、国会に駆けつけている人には敬意を表します。でも、そういう人は少ないですね。やはりみんな忙しいし、そこまで盛りあがらない。
FAXやメールを送ったりはできるのですが(民主党に送るのは間に合わなかった)、本当は「左翼」や「革新」とは関係ない、もっと新しいネットワークがあって、簡単にできるアクションをみんなでつくっていけると良いのですが・・・。
それに、資金を集めて、たとえば広告やCMだって、つくれればと思います。
そういう準備をしている人やグループもあるとは思うのですが・・・・。
それから、私の若い頃とまったく同じような、のぼり・旗をたてて、変なリズムと調子のシュプレヒコールをするのも、悪くないし、それがアピールする層も数%はいると思うのですが、そういうスタイルに<引いてしまう>人はその数十倍いるのではないでしょうか。
企業の広告・CMはプロが仕事で作っているので、それのレベルに達することは不可能でしょうが、アピールしてメッセージが伝わるように、計算するということをなぜ「左翼」や「革新」の人々はしないのでしょうか。
まあ、私も人のことは言えないのですが(笑)。
たとえば、こういうビデオと、そのネットワークみたいなものを作れば良いのかもしれません(憲法改悪反対をテーマにして)。
victorintheworldさんの次のようなレスポンスも素晴らしいです。 第三次世界大戦は必要がない!!!-Re: We Don't Need World War 3!!!
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