小泉さん、もう少し考えて発言しましょう2005年05月24日 22時53分19秒

中国の新聞は、「首相がA級戦犯を祭る靖国神社参拝はドイツの首相が毎年ヒットラーが自殺した所を訪問するようなもので、どうしてこんなことが日本で起きているのか」と言っているそうです。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/05/24/AR2005052400121_2.html
そりゃ、ちょっと単純化のしすぎでっせと、私たちも言いたいところではありますが、中国のかなりの人々がそう思っているという現実から出発しなければ話になりません。
中国の全体主義的政治(遺制)権力を補強するための教育の結果だ、何だかんだと、分析に励むことも必要なことではありますが、まず、軍国日本が中国に攻め込んで悪いことしたという現実(または公的認識)があるわけだから、その上で現状の諸関係を分析し、相手の気持ちも含めて計算して発言しなければ、ダメでしょう。
私みたいな、そのへんのおっさんじゃなくて、小泉さんは政治家であり内閣総理大臣なんだから、「内政干渉だ」なんて国際外交上ケンカを売る時の言葉を計算もなしに軽々しく使っちゃダメなんですよ。(今の事態が小泉首相の計算通りというなら、その計算の基盤になる戦略方向が間違っているという価値判断に私は立つけれど)。
おまけに元気オヤジ系の武部勤氏みたいに、わざわざ中国まで行って、理論武装もできてないのに「内政干渉とも言われている」とか口走るヤツも出てくるじゃないですか。
小泉首相の信念は、私は賛成じゃないけれど、まあ信念として認めましょう。でも、政治家なんだから、デモを押さえ込んで日本との経済関係を拡大しようとしている中国と戦略的な関係を深めなければならないのだから、おつむを使わなきゃ始まらないでしょう。
北朝鮮の核や拉致問題をどうやって中国とケンカしてそれにエネルギー使いながら解決するんですか?
頭空っぽの青年将校・全共闘闘士・ネットウヨお兄さんじゃないんだから、ちゃんと戦略もって行動しましょうよ。
まあ、中国もドタキャンの仕方がダメですけれど。これは、中国共産党・政府内の路線闘争が絡んでいるような気がします。

戦略と言うことで言うと、「アジアが世界の成長エンジンにますますなる」という中国の認識は、日本の財界の認識であり、冷戦時から争ってきた中国との対立を終わらせたインドの認識でしょう。もちろんアメリカ51番目州路線が大好きだから、そっちの道はいかないっていう主体的選択もアリでしょう。
でも、経済成長->民主化という、遅かれ早かれやってくる方程式を東アジアで進めることが、北朝鮮全体主義の平和的解体を含めて、私たちにとってよりハッピーな道だと思いますがね。

P.S.ブログでのこの話題、追補。
http://www.blog-headline.jp/archives/2005/05/post_518.html

コメント

_ 辰 ― 2005年05月27日 18時08分13秒

中々素晴らしいことを言ってくれました。

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