野党は協力して政権交代に向けた努力を2007年01月31日 22時26分47秒

 安倍政権の直感的批判が高まっています。この批判が、格差を生む経済政策と、自由民主主義を押し殺す国家主義という路線そのものへの決別へと至り、政権交代に向けた序曲へと進むことを望みます。

 ところが、他方では、こういうニュースも流れてきます。
<共産党>厚労相の辞任要求決めた党首会談に欠席
1月31日0時1分配信 毎日新聞
 柳沢伯夫厚生労働相の辞任要求を決めた30日の野党3党首会談に共産党の志位和夫委員長の姿はなく、民主党との溝を印象づけた。民主党など3党は会談後、首相官邸への柳沢氏の辞任申し入れに加わるよう呼びかけたが、共産党側は審議拒否が申し入れ内容に含まれているとして拒否した。
 その後、共産党も審議拒否に加わったようですが、共産党指導部のピンぼけぶりが深まってしまいることは残念です。

 正しいと信じる理念を堅持し、批判と討論という作業を通して、政治的な意思決定を行っていくことは民主主義に必要不可欠です。
 しかし、他方では政治においては、「正しいこと」(正しいと自分たちが信じていること)のみを言っていればよいなどということは許されません。政治の力によって現実を変えていくためには、異なる意見との調整と妥協という局面を通過し、権力を行使してより良い政策を実行していくことが不可欠です。

 なんて、政治のabcを書くのもどうかと思いますが、今、安倍政権の支持率が下がり、「敵失」によってそのメッキが剥げかかっている時に、なぜ野党が協力して政権交代に向けた展望・プログラムをもとうとしないのでしょうか。なぜ、共産党指導部は、そうした主体的な姿勢をもとうとしないのでしょうか。

 共産党は「新しい人民の民主主義革命」を担う政府・民主連合政府という、自らの「綱領路線」上の公式に沿う政権が転がり込む(なんてことは何十年経ってもありませんが)しか、政権を考えないのでしょうか。
 物事を静態でしかとらえず、常に「正しいこと」を言っていればよいというのでは、決して現実の動態にコミットすることはできないでしょう。

 共産党と民主党、あるいは民主党の内部に意見の相違があることをあげつらう人は、(共産党の人であれ、民主党の人であれ)、「戦後レジーム」破壊という悪魔の所業との闘いというもっとも重要な課題を正面に据えて、現実と向き合おうとしないか、(正解と不正解、○と×などというように)固定的・図式的にしか物事を見られない頭でっかちでしかないでしょう。

 政権のための政策の一致が容易でないことは事実でしょう。しかし、自公政権があと2年も3年も続くことを許すと暗黙の前提にして、選挙に勝てるわけがありません。
 政権交代・選挙協力に向けて、政策論争をしようという合意をまず、野党は確認すべきです。安倍政権の政権の何が問題なのかということと、替わりに何をすべきなのかが、わかるように野党は議論すればよいのです。

 本当に政権交代をする気がない、自分たちの既得領域を守るためだけに「政治」をやっている野党など、国民が支持するわけありません。

 私たち庶民は、歴史のドラマを直感で知っています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://anyplace.asablo.jp/blog/2007/01/31/1155895/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」 - 2007年02月13日 11時37分03秒

2007.2.13.10:00ころ (2007.2.13.11:00ころ、この色