なぜ今か2005年11月24日 23時19分58秒

新聞は、「西村議員、週明け強制捜査 大阪地検・府警」 と伝えています。

小泉の「脱亜外交」が継続され、私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」報告書が出されるという最近の情勢下で、なぜ国家主義者ウヨク西村真悟か、いまひとつ私にはわかりません。

西村氏の政治生命が断たれるかどうかは、まだ帰趨をみなければはっきりしませんが、もしかしたらその可能性はあるようにも思われます。

とすると、西村氏の政治的役割は、「体制」にとって不要になったということかもしれません。日独のファシズム化の中でも、国家主義者内で都合の悪い部分は切り捨てられた事件が起こりましたが、それを想起してよいのかもしれないのです。

たしかに、松下政経塾出身新自由主義者が主流の現民主党において、このようなタイプは突出しすぎなのかも。

西村氏といえば、社会大衆党-民社党の父西村栄一が思い出させられますが、「左右の全体主義反対」「民主社会主義」という立派な看板を盗みとった(?)右翼(国家)社民の、レーゾン・デートルは今やほとんどないことはたしかです。

ともかく、新自由主義・国家主義改革に反対する人々にとっても、不気味なシグナルであるという面もあるかもしれない。杞憂ならよいのですが。