我が国を形成する「民草」の一員として ― 2005年11月03日 18時20分02秒
三笠宮寛仁さんが、女性天皇を「容認」(女性は容認される対象なんですゼ!)することに対して疑問を出されたそうです。
この発言は、波紋を呼ぶでしょうが、ふだんは政治的・社会的発言を抑制されている天皇や皇族が、いざというときには大きな影響力を発揮するというのが、皇室の存在理由の一つなのだから、当然のことです。
とはいえ、報道によると
国民一人一人が、我が国を形成する『民草』の一員として、二 六六五年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴>(いただ)かなければ、いつの日か、『天皇』はいらないという>議論に迄(まで)発展するでしょう
と書かれているというのは、少々大胆ですなあ。
そりゃあ皇族さま、宮さまからすれば、私たち国民は「民草」に過ぎないのかもしれませんが、天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基づくわけでして、主権者たる国民を「民草」呼ばわりするのは、どうなんでありましょうか。
それから、「万世一系、一二五代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実」とも書かれたというのですが、1945年以前ならともかく、21世紀の現在、そんなフィクショナルなことを言われるというのはどういうことでしょうか。
ブログ「まどぎわ通信の通信」で指摘されている、「今時万世一系の「Y染色体」を信じている懲りない人たち」と言っていることが同じではないかと危惧します。
コメント
_ ごめんください ― 2005年11月04日 11時15分07秒
_ ? ― 2005年11月09日 16時32分15秒
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